巷に出回っている「裏バイト」の代表格と言えば、やっぱり治験バイトではないでしょうか?
あまりにも出回りすぎて、今じゃもうさほど珍しくも何ともないものになっているんですけどね。
治験とは、発売前の新薬や健康食品なんかをモニターすること。
製薬会社が何年もかけて研究開発し発売直前までになった新薬だとかジェネリック薬品をテストし、その効果を調べたり認可を受けるためのデータを集めたりするんですね。
この治験にボランティアとして参加することを、「治験バイト」と呼んだりします。
比較的低リスクで誰でも高収入を得られる、ということで数多くのサイトで取り上げられ、
「たった○○日で○○万円稼ぎました!」
「ただ寝ているだけで○○万円稼ぎました!」
そんなおいしい体験談ばかりが載っているんですが、
ほとんどのサイトで触れていないことがあります。
それは副作用についてのこと。
「副作用が起こったなんて聞いたことがない」
そんないい加減な情報を垂れ流しているサイトもありますが、現実に副作用は起こっています。
実際のデータで言えば、
平成17年には276件。
平成18年には288件。
平成19年には356件。
平成20年には426件。
平成21年には548件。
(参考データ:医薬品医療機器総合機構)
日本国内で行われた治験で副作用が起こった件数に限ったものですが、実際にこれだけの副作用が起こっているんですね。しかも年を減るごとにごとに増加傾向にありますね。
実際に副作用が起こっているので、「副作用が起こらない」ということは絶対に無いんです。
もちろん、副作用の程度は治験がどの段階にあるのかだとか、どのような種類の薬品であるのかといったものにもよるんですが、実際に海外では恐ろしい副作用も起こっています。
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